深呼吸ひとつ

　この週末は東北で過ごしました．
幾つかの思い出もある地にほど近く，空気も風景も綺麗且つ清冽な印象を受けるこの地．
年に何度か足を踏み入れますが，その度に馴染んでゆく印象を受けます．
恐らくは，失いつつある何かを残す地と言う印象を私自身が持つためだと思っています．

　しかし，秋田，青森，岩手の地に赴く機会はしばらくの間得られそうもありません．
過去に，岩手には仕事の関係で3日間ほど滞在したことがあります．
しかし，余裕が無くと言いつつ，今思えばいくらでも時間は作れたと思っています．
私自身が余裕が無かったと言うのが本音でしょう．

　だからこそ，無理にでも行ってみたいと思い始めています．
特に岩手は，東北の北側の3件で最も滞在時間が短い場所でもあります．
　その割には，とあるきっかけでずいぶん前に「遠野物語」等を読んでしまって「神秘の地」等という印象だけが強く残っています．

　他にも，義経主従の果てた地という事もあります．
ぜひ足を運んでみたいのですが，いつになるやら．
「思い」は叶うまでが楽しいという楽しみ方も事実として存在します．
この特権を活かさない手はありません．

遠野物語 (集英社文庫)

• 作者: 柳田 国男
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 1991/12
• メディア: 文庫

遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)

• 作者: 柳田 国男
• 出版社/メーカー: 角川学芸出版
• 発売日: 2004/05/26
• メディア: 文庫

タグ：義経 遠野物語 柳田国男