座礁船

　モーリシャス沖で座礁していた船が処分されたとのニュース．
真っ二つという事では他に手段は無かったのだどうけれど，沈まぬために造られたものが沈むというのはなんとも切ない気分になります．

　タイタニック然り，戦艦大和然り．
戦艦に関しては，ある意味では沈む前提ではあるのですが，それでも沈みにくい構造はしている訳ですしね．
造船技術の進歩した今日でも外洋の波は怖いという事かも知れません．
　かくいう私も，大波と言う程ではありませんが，この船は大丈夫だろうと思っていた船が海に出てみると簡単に波に弄ばれるという経験はしたことがあります．
何もない海上に自分達だけが浮いでいるというのはなんとも形容しがたい優越感と不安感が混在します．

　飛行機も同様です．
飛行機の場合には速度あっての浮力と言う意味ではその不安感は別格だと感じた．
離陸してしまえば速度を感じにくいのが救いではありましたが，時折この足の下には何もないと感じることもありました．
　それを言い始めると，座っている車の下も高速道路であれば時速100キロでアスファルトが通過している訳ですし．

　佐藤琢磨選手凄いですね．

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