涼宮ハルヒの直観

　直感ではなく直観．
まぁ，随分前に話題にはなったのですが，怖いもの見たさで買ってしまいました．
読んでみて，一部では酷評ともとれる評価を目にしましたが，悪くない作品だと思いました．

　発刊迄時間がかかったからといって傑作になるとは限りません．
特に，このシリーズの場合には構想を練るのに多大な時間を費やしたという訳ではないでしょう．
勿論，時間があった分だけ十分に練られていると感じました．

　ラノベというバイアスを差し引いても十分に楽しめる作品だったと思っています．
全てとは言いませんが，ラノベの中にも真剣にラノベしている作品と何となく勢いで刊行してしまった作品があります．
　それは，最近のアニメーションなどにも感じますが，まずは作ってみましたと言うのでは物足りなさを感じて当たり前だと思います．

　そういったこの御時世，その昔は有名だったということを考えれば十分に面白いと感じた．

涼宮ハルヒの直観 「涼宮ハルヒ」シリーズ (角川スニーカー文庫)

• 出版社/メーカー: KADOKAWA
• 発売日: 2020/11/25
• メディア: Kindle版

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