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GT-R [Motor Life]

日産のGT-Rと言えば日本を代表するスポーツカーって言われていますね.
個人的な感じ方は別として,代表するアイコンとして評価されているらしいです.
この車に興味を持ったのは,数年前水野さんと言う方の開発ポリシーを知ってからの事です.
それまでは,あの車重でスポーツカーとは片腹痛いと言うのが本音でした.
正直今も,興味があるだけで所有欲がそそられるなんて事はありません.
普通の車を買う金額では手に入らない車なので,よほどの魅力が要求されて当然の車だと思う.

私がこの車って凄いなと感じたのは,どうにもならない重さを武器にかえる.
タイヤを路面に押し付ける力として利用する.
これでトラクションを稼ごうと言う発想の転換.
重量物を可能な限り底面に配置してと言うのはどのメーカでも考える事だと思いますが,
トランスミッションを分離してリア側に配置すると言う発想.
モジュールとして一体になって居る必要が無いのであれば,自分たちに都合の良い場所に配置する.
どう考えてもフロントヘビーになる車をリアにコンポーネントを移動する事で都合良く分散する.
これは,考えつきそうで考えつかない発想なのではないかと思った.

当初,日産自動車復活のシンボルとなるGT-Rには量産スーパーカーと言うコンセプトが冠せられそれは,大きな驚きを持って迎えられたと記憶しています.
ベースとなる思想は変わってはいないのかも知れませんが,
水野氏の日産自動車退職に伴い,NISMO Versionの投入.
これって,レース屋さんであるNISMOに任せてしまった部分があると思いますので,標準モデルのGT-Rとは別物,
これって量産車と言えるのか?とちょっと首を傾げてしまいます.
コンセプトとしては,大同小異の範疇に収まっているのかも知れませんが,少々がっかりしたと言うのが本音です.
2014モデルのコンセプトは明確に分離された事により,標準モデルはよりコンフォートラインに振れたと言うコメントが目につきますが,それって当たり前ですよね.

そして,NISMO Versionに関して,もう少しタイム詰めないと存在意義がと感じてしまいます.
確かに,パワーを上げた事で各所の見直しが必要になったと言うのはわかりますが,2013基準車に対して10秒の短縮.
10秒の短縮とは立派ですが,価格として1.5倍のモデルでしょう?
と言う言い方も出来る.
まぁ,標準モデルは乗り心地が良くなったらしいから良いのかな?

いずれにせよリリースされてもいないモデル,見た事も無いモデルの話をしても不毛なので.
本日はこれまで!
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