台風の洗礼．

　幸いにも，若干勢力に衰えを見せつつ接近，通過している台風．
それにしても，強い台風であることは間違い無いのでですが，
なぜに勢力が弱まったのかと言えば，恐らく「上陸したことによる」と言う見解を，
ラジオのニュースで聞いた．これでは，単純に喜べません．

　上陸したことにより弱まるとすれば，それは，ここに至るまでの経路に関しては
より大きな被害をもたらしている可能性が高いということでもある．
いつどこで発生するのか，どういった経路を辿るのか，
この辺りは大凡の範囲は予測できても正確にはわからない．
ましてや，正確な最大風速，最大雨量の位置等に関しても同様だろう．
　傾向はあるということだが，台風による個体差も勿論あるだろう．
優秀なシュミレータを持ってしても，こうだということであれば，
まさに大自然の脅威としか言いようがない．

　しかし，夜に簡単に明かりを灯すことに成功した人類の叡智．
やがていつかは正確に予測，コントロール出来るようになるのかも知れない．

　その場合，気になるのは台風の存在意義だ．
人間にとって都合が悪いというだけで，地球にとっては必要な「自浄作用」
だったりする可能性も否定できない．
　きっとそういうものは，こちら目線の言い方にすると「必要悪」等と言ったりするのかも知れない．
と，ふと思った．

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