めぐりあい宇宙

　機会が無かったのかも知れません．
未だにバックトゥザフューチャーの話をする人がいます．
話題にしたい気持ちもわからなくはないです．
前にも書きましたが，これって描いた未来，描こうとした未来の齟齬でしかないと思うんですよね．

　ちょうど今「めぐりあい宇宙」編のHDリマスタを観ながら書いています．
例えば，この世界に関しても連邦軍，ジオン軍に分かれての壮絶な戦闘を背景に描いた作品です．
ベースになっているのはモビルスーツと言う比較的近接戦闘を得意とする兵器．
これが，主流になったのは「ミノフスキィ粒子」なんてものがあるのです．

　しかし，最終回間際にソーラレイと呼ばれる兵器を使用します．
これは，個人的にこの世界では禁じ手なんじゃないかと思っています．
最終決戦を前に，双方の戦力を拮抗させる必要があったために出てきたような気がしてなりません．
　裏を返せば，どちらか一方に「宇宙戦艦ヤマト」があればこの戦争を無効化させることが出来た可能性があります．
作成にあたり，この辺りをどう否定するかが問題だったはずではなかったのか．

　結局，背景にある文化，思いを正確に読み解けなければ思った未来は実際の未来とは違ってしまうと思います．
そう，実は当然のことだと思います．

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