ドミナント

　先日，地方百貨店の閉店ラッシュに関して書きました．
これには色々な背景があると思います．
郊外型のショッピングモールの乱立，コンビニエンスストアの乱立．
コンビニエンスストアに関しては，以前ドミナント戦略により難しい立場にたたされるオーナーにも触れた気がします．
さて，このコンビニのドミナント戦略ですが，今回の百貨店の件と無関係とは考えられないと思っています．

　今更という気はしますが，兆候は随分前から出ていたように感じます．
そもそも，客層が違うのですが消費する側がコンビニエンスストアの品質に慣れてしまったということもあると思います．
また，商売の構造そのものが大きく変わったということは言えると思います．
それに伴い，コンビニエンスストアのある買う商品の変容．
場合によっては専門的になって来たとも言えると思います．
コーヒーしかり，ドーナツ然りです．

　ある種サバイバル的に，栄養が採れればそれで十分ということに気付いてしまったといった言い方もできると思います．
少し寂しい気もしますが，お金をかけて名産品，銘酒を買わなくとも問題ないという風潮になりつつあるように感じます．時と場合によってはこれは正しいことだろうと思います．

　一つ言えることは，昼食で食べても良いと思えるものが少なくなって来たと思います．

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