少し出かけてきました．

　少し出かけてきました．
今まで行った事のない場所に行くというのは新鮮な気持ちになります．
自分の知っている場所，地図でしか知らなかった場所と人類の知り得る場所．
当たり前ですが，これらがイコールの筈はありません．

　未踏の地に立った時，そこに生活の息吹を感じる．
単純に驚きを感じます．
人里離れた場所でも，閑静とは言えない繁華街でも初めてのものは新鮮です．

　人生の中で過去に同じような経験をしたことを思い出します．
自転車に乗れるようになり，生活圏がぐっと広がった時に感じた感覚．
はじめて自分の車を持ち，感じるままに外出する事を覚えた時．
そういう時に感じた感覚．
それに似たものを今でも感じる事に素直に喜びを覚えます．

　経験と共に素直な驚きから一歩引いたものの見方に変わってしまった．
それを悲観するつもりはありません．
切り口や思想にとらわれず，ただあるものを受け入れ驚きの対象しないだけのことだ．
ふとそんなことを感じた．

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