青信号

　もともと考えていたことは長くなるので部分的に書きます．
ある夜信号のない見通しの悪い交差点を走っていました．
交差する側には「とまれ」の標識があることは過去に何度か利用しているので知っていました．
後続が背後にいないこともそこに至るまでの道で知っていました．
　交差点に差し掛かると，交差する側の道路のミラーにライトが動いているのが見えたので私は交差点に進入せず待つことにした．
案の定，相手にはこちらが見えていたのかなんとも言えない反応．
距離が近すぎたので無理もないだろう．
何はともあれ事なきを得たので私は自分が進入しなかった事を良しとしていました．

　同乗者が言いました「私なら無条件に通り抜ける，青信号であれば60キロまでは無条件に加速する」と言いました．
内心「あぁ，これはダメだなと」思いました．
そもそも，青信号は進めではないし，前走車が60キロ出す保証がありません．
また，60キロに至るまでの過程も車によって様々．

　法律は守るべき最低限のルールを決めていると学んだ．
実際に有事にああだこうだと言っても始まらない．
法律を守っていたので，安全でなければおかしいという認識は違うと思っています．

　数年前にあった東日本大震災，阪神淡路，パキスタン，そして本日のメキシコ，枚挙に暇がないが．
これらの地域の人々の全てが無法者という訳ではあるまい．

　アクシデントとインシデントは別物だと思っています．
このあたりの認識の違い，対応が大きな差になってゆくのではないかと感じた．
私は無精で面倒事が嫌いなのでこのように考えてしまうのかも知れない．
　
　いずれにせよ，最初の段階では大きな差は出にくい．
ただ驚き，慌てふためくばかりだろう．
初動と言われる段階で結末の予想が困難なのはそのためだろうと思っている．

タグ：初動 事象

コメント 2

アクシデントは突発性かつ要因が他にあるもの。
インシデントはヒューマンエラーに近い事案要素を含むもの。

みたいな、ざっくりとしたイメージでしたが、確かに、
どちらで捉えるかで初動が変わりますね。

そして防げるか否かが、自身の意識に寄る、というのが
大きい気がします。

事故は起こさないものではなく、防ぐもの。
結果として行動は変わらずとも、意識の差が大きい気がします。

事後に自分が正しい、なんて主張は重傷を負ってからでは、
補償額の違いでしかなく、取り戻せるモノではないのですし。

by アキヒト (2017-09-20 21:48) 

アキヒト様：
　コメントありがとうございます．
驚くほど要約してくださいましてありがとうございます．
まさにそうだと思います．
　
　身近なところでは風邪をひいたりしたときに思い当たるものがあったりするとそう感じます．その理由を漠然とでも考える，考えないは後に大きな違いになってくると思っています．
by jiji_san (2017-09-20 22:13)