薄墨

　薄墨ということ何を連想するだろう．
熨斗紙などでは弔事に利用することもありますね．
薄墨の雲なんかもとても感慨深い，なんというか，曖昧さが醸す雰囲気が懐の深さを探っているように感じます．

　白黒つけたがるのはそうしなければ都度判断に手間を要するからということの裏返しかも知れませんね．そう考えれば功利主義とは対極に位置するものかも知れません．
　デジタルの世界に曖昧さは必要ないということかも知れませんが，標本化，量子化の精度の問題と考えればそうは言えないだろう．現にハイレゾなんてのはより高音質になっている訳だし，結局のところはいかにに高精度の再現性を持つかというとに始終する．
　追えば追うほどに課題は見つかるというのは常だろう．

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