馳せる

　今となっては，数年前のことになるのかも知れません．
とあるCDを注文したのですが，なかなか届きません．
まぁ，在庫切れなどの場合もあるので
気長に待つうちに，注文したこと自体忘れかけていたのですが，ある日荷物が届きました．
カナダのトロントからということで，なにかの間違いかと思っていたのですが，開封して驚き．
注文したCDでした．

　探してくれているのだろうと思ってはいましたが，まさかの展開．
実は，過去にも幾つか海外からのCDというのは受け取ったことがあります．
多くの場合には欧州某所発のものが多かったので，恐らくプレス工場等がこの辺りにあるのかなと検討をつけていました．
　ところが，この件に関しては完全に左斜め上の展開．
送り先をみてみると，一般のCDショップの様です．
経由地もある程度，追うことが出来たのですが，なかなか複雑な旅路だったようです．
先日，購入したCDを聴きながらそんなことを思いました．

　話は少しかわりますが，声楽曲ってもっともシンプルな楽器，しかも詩をのせてくるあたりが興味深い．単に旋律を奏でる楽器として声を利用するというのも良いですが，何故にこの詩を合わせたのか．
勿論，作曲にあたりインスピレーションを得たということは違わないでしょうけれど「これで行こう」という気にさせたのは事実だろう．

タグ：声楽