渇き

　渇きにも似たものに襲われています．
満たされないということに苛立ちを覚えるのも致し方ないことだが，人を不快にしてはいけない．
これは，今の社会には大事なことだろうと思う．

　しかし，それは本当にそうなのだろうか．
それなくして，なにに焦燥感を得るのだろう．
随分と優しい世界になったものだ．
望むことを止めるというのはそういうことを意味するのだろうか，それは減退に他ならないと思う．
理解を求めてはいけない．
そういうことなのかも知れない．

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